65カ国の約170鉄鋼メーカーが加盟している世界鉄鋼協会(Worldsteel)の発表によると、2019年10月の世界の粗鋼生産は、前年同月比2.8%減少の1億5,150万トンに留まっている。
今年初め10カ月間の世界の粗鋼生産は、前年同期比3.2%増加の15億4,000万トン、中国の10月の粗鋼生産は、0.6%減少の8,150万トンと世界の50%以上の生産を占めている。
また今年初め10カ月間の中国の粗鋼生産は、前年同期比7.1%増加の8億2,921万トンを記録、ブラジルの10月の生産は19.4%減少の260万トンに留まっている。今年初め10カ月間のブラジルの粗鋼生産は、8.6%減少の2,721万トンに留まっている。
今年10月の米国の粗鋼生産は2.0%減少の740万トン、今年初め10カ月間では2.5%増加の7,353万トン、インドは3.4%減少の910万トン、日本は4.9%減少の820万トンに留まっている。(2019年11月27日付けヴァロール紙)