2019ブラジル投資フォーラム、10-11日WTCで開催

ブラジル政府は10月10日~11日、2日間に渡って投資フォーラムをサンパウロのワールド・トレード・センター(WTC)で、開催した。開催組織は今年設立60周年を迎えた米州開発銀行(BID60)、同BID-Invest、ブラジル経済省、ブラジル外務省、および同省所管のブラジル輸出・投資振興庁(APEX)、連邦政府(ボルソナーロ政権が掲げるスローガンPátria Amada Brasil)から構成されている。

今年度のフォーラムの特徴はブラジル経済の戦略的な分野に焦点を当てインフラ、エネルギー、アグリビジネス、テクノロジーおよびイノベーションを投資機会として挙げている点だ。

ルイス・アルベルト・モレノBID総裁(コロンビア出身)がその設立60周年を記念して開会宣言を行った。ブラジル政府をはじめ世界の主な民間企業、学界、報道陣、著名なオピニオンリーダーの代表者等が一同に会した。会場には1000人以上が殺到、会議所からは会員企業の代表者多数および平田事務局長(10月10日初日のみ)が参加した。

今回のフォーラムのハイライトとして「国際危機に耐えるだけの安定した金融システムを備え、且つ魅力的な大きな国内市場を擁し、安全な投資先としてのブラジル、国連貿易開発会議(UNCTAD)の外国直接投資先として現在第7位にランクされているブラジル、現在のマクロ経済のベースとなっている財政支出調整に関わる経済改革、其れ等による透明性や外国投資の持続性を担保しているブラジル」を挙げている。

また、ブラジルがビジネス環境改善による企業の競争力と生産性向上に努め、主な競争上の利点として、堅固な投資環境、巨大な国内市場、イノベーションの宝庫、大規模なインフラプロジェクト、エネルギーと農業生産のポテンシャル、ラテンアメリカ地域の経済大国、同地域へのゲートウェイ、グローバルプレーヤーの8点を挙げている。(フォーラム案内から抜粋)

以下にエルネスト・アラウジョ外務大臣、パウロ・ゲーデス経済大臣、オニックス・ローレンゾーニ官房長官、ボルソナーロ大統領の基調演説(和訳)を添付する。

Pdf基調演説(和訳)

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=46694