ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2019年第3四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前四半期比0.6%増加、前年同期比1.2%増加、過去12カ月間では1.0%増加、今年初め9カ月間では1.0%増加を記録している。
今年第3四半期のGDP総額は1兆8420億レアル、農畜産部門のGDP伸び率は前四半期比1.3%、鉱工業部門は0.8%、サービス部門0.4%、住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)部門2.0%、民間消費支出部門は0.8%それぞれ増加、唯一政府消費支出はマイナス0.4%を記録している。
今年第3四半期の鉱工業部門のGDP伸び率0.8%増加の内訳として、鉱業部門生産は、石油・天然ガスが牽引して12.0%と二桁増加、建設部門は1.3%増加、電気・ガス・水道・廃棄物処理業はマイナス0.9%、製造業部門はマイナス1.0%を記録している。
今年第3四半期のサービス部門のGDP伸び率0.4%増加の内訳として、金融・保険業部門は1.2%、卸売・小売業部門は1.1%、情報通信業部門は1.1%、不動産業部門は0.3%、その他のサービス部門は0.1%それぞれ増加した一方で、運輸・郵便業部門はマイナス0.1%、教育・保健衛生・社会事業部門はマイナス0.6%を記録している。
また今年第3四半期のGDP伸び率は前年同期比1.2%増加、そのうち農畜産部門はトウモロコシ並びに棉生産が牽引して2.1%増加、鉱工業部門は1.0%増加、サービス業部門1.0%、FBCF部門2.9%、民間消費支出部門1.9%それぞれ増加した一方で、政府消費支出はマイナス1.4%と大幅に落ち込んでいる。
今年第3四半期の過去12カ月間GDP伸び率は1.0%、今年9カ月間では1.0%、前記同様に農畜産部門は2.0%、1.4%、鉱工業部門は0.0%、0.1%、サービス業部門1.1%、1.1%、FBCF部門3.0%、3.1%、民間消費支出部門は1.7%、1.8%それぞれ増加、しかし政府消費支出はマイナス0.8%、マイナス0.7%を記録している。
今年第3四半期のGDP総額は1兆8,420億レアル、そのうち農畜産部門は797億レアル、鉱工業部門3511億レアル、サービス業部門1兆1,520億レアル、FBCF部門2,996億レアル、民間消費支出部門1兆1,880億レアル、政府消費支出は3,549億レアルを記録している。(2019年12月3日のIBGEサイトから抜粋)