ジャイール・ボルソナロ大統領と米国のドナルド・トランプ大統領との蜜月1年目の2019年11月までの米国の対ブラジルの貿易収支黒字は、113億ドルと前年比36億ドル増加している。
2019年1月~11月までの米国の貿易収支は7,860億ドルの赤字を計上。2019年1月~11月までの米国のブラジルへの輸出は、前年比8.8%増加の395億ドル、輸入はマイナス1.4%の283億ドルとなっている。
2019年1月~11月までの米国が占めるブラジルの輸入比率は、17.0%と中国の20%に次いで2位、中国からの輸入総額は、前年比5億4040万ドル増加の353億ドルを記録、前記同様に米国は11億ドル増加の301億ドルを記録している。
2019年1月~11月までの米国のブラジルへの輸入比率は全体の2.5%、輸入比率は1.2%に留まっている。昨年12月初めに米国のトランプ大統領は、自身のツイートでブラジル並びにアルゼンチンの鉄鋼製品並びにアルミ製品の米国への輸出に対して、両国が意図的に為替を引き下げて輸出に拍車をかけて、米国の農業従事者にとって良くない行為であるとして、再度輸入関税をかけると警告していた経緯があった。
2019年1月~11月までの対米国貿易収支黒字は香港の242億ドルであるが前年の286億ドルの黒字から減少、2位はオランダの193億ドルで前年の226億ドルから減少、3位はアラブ首長国連邦の142億ドルで前年の126億ドルから黒字増加、ベルギーは140億ドルと前年の129億ドルから増加、オーストラリアは133億ドルと前年の139億ドルから減少している。
2019年1月~11月までの米国の貿易収支黒字が前年比で増加したのはブラジルの36億ドル、ペルー17億ドル、アラブ首長国連邦16億ドル、チリ14億ドル、ベルギーは11億ドルを記録している。(2020年1月22日付けヴァロール紙)