2019年の労働手帳に記載されない非正規雇用の労働人口に占める比率は、41.1%に相当する3,840万人に達しており、統計を取り始めた2016年以降では最高の比率を記録している。
昨年の非正規雇用比率はブラジリア連邦直轄地並びに19州で増加、特にパラー州の非正規雇用比率は62.4%、マラニョン州は60.5%と過半数を占めている一方で、サンパウロ州の非正規雇用比率は32.0%に留まったにも関わらず、過去最高の非正規雇用比率となっている。
昨年の第3四半期から第4四半期にかけて失業率は低下、特にサンパウロ州の失業率は12.0%から11.5%に減少、ブラジルの平均失業率も11.8%から11.0%と0.8%減少していた。
昨年第4四半期の正規雇用は59万3,000人増加、そのうちサンパウロ州の正規雇用は、32万4,000人とブラジル全国の半分以上の正規雇用を記録、サンパウロ州以外ではロンドニア州並びにパライーバ州、セルジッペ州での正規雇用が増加していた。
昨年のサンパウロ州の民間部門の正規雇用は47万3,000人増加、昨年末のブラジル全国の失業者総数は1,163万2,000人、2,910万人の労働者は2年以上失業している。(2020年2月15日付けエスタード紙)