令和元年度秋の叙勲祝賀会を文協で共催

 2020年2月18日(火)19時30分よりブラジル日本文化福祉協会の多目的ホールで、「令和元年度秋の叙勲祝賀会」を日系団体共催で開催し、村田俊典会頭、安田 篤副会頭をはじめ会員企業が複数、また関係者が多数参加し盛大に祝賀が行われた。

 当商工会議所監事会議長でサンパウロ大学教授及び国外就労者情報援護センター(CIATE)理事長の二宮正人氏が瑞宝中綬章を受章した。二宮教授はサンパウロ大学法学部及び哲学・文学・人文科学部の教授として、また日本においても数々の大学で客員教授を務める他、国外就労者情報援護センター(CIATE)を設立し、訪日就労者及び帰伯訪日就労者の支援に尽力。日伯間の外交交渉などの伯側通訳を数多く務め、両国間の関係強化及び相互理解促進に大きく貢献している。

 またその他に令和元年度秋の叙勲では、ジャパン・ハウスサンパウロの名誉館長であるルーベンス・リクペロ氏が国連貿易開発会議の事務局長として、日本の目指す多角的自由貿易体制の構築を後押ししたことが高く評価され旭日大綬章を受賞。日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議伯側委員でもあるロベルト・ロドリゲス氏は、元 農牧食糧供給大臣として、ブラジルにおける日本式の農業協同組合制度を普及・発展させるとともに、日本側要人との交流を積極的に行う等、日伯農業関係の強化に大きく貢献したとして、旭日重光章を受賞。元 ブラデスコ銀行取締役社長であり、現在ブラデスコ銀行経営審議会会長を務めるルイス・カルロス・トラブッコ・カッピ氏は、長年にわたりサンパウロ日本祭り等の日系社会イベントで最大のスポンサーを務める等、ブラジルの日系社会を強力に支援してきたとして旭日中綬章を受賞。元 ブラジル税法研究所教授であり、元 ブラジル日本文化福祉協会評議員会会長を歴任したキヨシ・ハラダ氏は、法律の分野において幅広い活躍を行い、同分野における日伯間の学術交流の促進に寄与したとして旭日中綬章を受賞。サンミゲールパウリスタ日系文化体育協会会長、ブラジル太鼓協会会長を歴任し、現在ブラジル桜イペー連盟会長を務めるヤノ・ペドロ氏は、同連盟主導の下カルモ公園で毎年開催される桜祭りは15万人以上が来場するサンパウロ市の大型行事となっており、日本とブラジルの文化交流・友好親善に大きく貢献しているとして旭日双光章を受賞している。

( fotos: Jiro Mochizuki)

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