今年1月の失業率は11.2%に減少

ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2019年11月~2020年1月の月間平均失業率は、11.2%と2019年8月~10月の月間平均失業率12.0%から大幅に減少している。

今年1月末のブラジル全国の失業者総数は1,190万人に減少した一方で、労働手帳に記載されない非正規雇用の労働人口に占める比率は40%を維持しており、依然として正規雇用は狭き門となっている。

2019年11月~2020年1月の労働手帳に記載される民間の正規雇用は50万4,000人増加。今年1月の全国法人登録台帳(CNPJ)に登録している自営業者は、増加傾向を示している一方で、家族農業の人口は減少傾向を示している。

ブラジル全国の労働人口は9,400万人、そのうち非正規労働者は3,830万人、平均サラリーは2,361レアルに留まって1年前の水準を下回っているとTendencias Consultoria社アナリストのThiago Xavier氏は指摘している。(2020年2月29日付けエスタード紙)

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