住宅建設業者は今月23日から全国的に"Vem Morar 住みに来て"と呼ばれる最低割引価格が3,000レアル以上の住宅販売キャンペーンを開始。キャンペーン期間は60日で、大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし”(MCMV)の格安住宅から割引率が最高の高級住宅の販売を促すキャンペ
"Vem Morar住みに来て"の住宅販売キャンペーンは、ブラジル建設工業会議所(Cbic)並びにブラジル不動産・建設業者組合(Abrainc)共催のオンライン会議の席上で発表。連邦貯蓄金庫Caixaが後援している。
"Vem Morar"の住宅販売キャンペーンは、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けている一般消費者の消費意欲を刺激するもので、連邦貯蓄金庫は、住宅購入クレジット契約では6か月後の支払い開始で住宅購入を促している。
更に連邦貯蓄金庫では、住宅建設工事中の物件に対して期限前のクレジット提供並びにクレジット返済期間の3か月先延ばしを決定している。
連邦貯蓄金庫のこの新規住宅購入向けパッケージのクレジット総額は430億レアルに達するが、住宅建設業者がクレジットを受ける条件として、100万人が見込まれている建設業界の雇用維持のために、従業員を解雇しない条件を課している。
“住宅販売は新規住宅販売の新たなサイクル入りを促し、業界の雇用を守る”,“住宅建設サイクルが終われば、その従業員は次の建設現場で継続して働く”と雇用維持のサイクルをAbrainc社のLuiz França社長は説明している。
パンデミック危機にも拘らず、住宅建設業界では住宅現場の87%で工事が行われている。工事現場で働く60万人の従業員のうち約600人がコロナウイルス感染の疑いがあるにも関わらず、一人も死亡者が出ていないと社のLuiz França社長は強調している。(2020年4月23日付けエスタード紙サイトより抜粋)