コロナウイルのパンデミックで影響を受ける主産業部門の負債は9,000億レアル(2020年4月29日付けエスタード紙)

コロナウイルのパンデミックで、最も大きなダメージをを受ける商業部門、サービス部門、輸送部門、製造業部門並びに石油・天然ガス部門などの産業部門の負債は9,000億レアルに達する可能性が見込まれている。そのうち金融システム部門は5,560億レアルを中銀では弾き出している。

パンデミックが及ぼす銀行システムの影響度合いを測るストレステストは、色々な部門の売上減少や企業倒産に耐える抵抗能力を判定に利用される。

パンデミック危機で直接影響を受ける企業を第1レベル、サプライヤーが影響を受ける企業を第2レベル、また企業の従業員が影響を受けるレベルに分けて測定すると中銀金融システム監視担当のPaulo Souza取締役は説明している。

ストレステスト結果で厳しいインパクトを受ける部門の負債総額は3,950億レアル、そのうち2,073億レアルは最もインパクトを受ける部門の企業、481億レアルは直接雇用の従業員、965億レアルはサプライヤーなどとなっている。

2015年10月の中銀は連邦警察によるラヴァ・ジャット汚職問題に関連していた企業対象と同じストレステストであり、2015年当時のシナリオでは、コロナウイル危機と比較にならないほど小さい僅かGDP比0.4%に相当する34億レアルに過ぎなかった。

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