アズール航空とラタン航空が共同運航並びにロイヤルティ・プログラムで調印(2020年6月16日付けヴァロール紙)

COVID-19パンデミック危機の影響で、壊滅的な打撃を被っている世界中の航空業界では再編や淘汰を余儀なくされると予想されており、多くの航空会社が破綻する一方で一部は統合し、全く新しいグループが出現する可能性がある。

ブラジル国内線では、ラタン航空(2019年のシェア34.7%)以外にブラジル資本系のゴル航空(同37.7%)とアズール航空(同23.6%)が占めているが、今月16日アズール航空とラタンブラジル航空は、初めに50ルートの国内便の共同運航並びにロイヤルティ・プログラムで調印した。

アズール航空のマイレージのTudoAzulの加盟メンバーは1,200万人、ラタン航空のマイレージのLatam Pass の加盟メンバーは3,700万人で今後は両航空会社のマイレージは互換性が可能となる。

50ルートの国内便の共同運航便には、ブラジル国内の主要空港であるブラジリア空港便、ベロ・オリゾンテ空港、レシーフェ空港、ポルト・アレグレ空港、カンピーナス空港便並びにサンパウロ空港便が含まれている。

COVID-19パンデミック危機で壊滅的な打撃を被っている航空業界は、地域経済活性化のためのイノベーションなどは避けて通れないとラタンブラジル航空のJerome Cadier社長は強調している。

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