ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、地方政府による外出自粛要請で、2020年5月最終週のホームオフィス形式の雇用形態の労働者総数は880万人に達している。
ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2020年5月の失業者は10.8%に相当する108万7,500人増加、今年5月第1週(3日~9日)と最終週(24日~30日)の失業率比較では、105万人増加を記録している。今年5月第1週(3日~9日)の失業率は10.5%であったが、5月最終週(24日~30日)の失業率は11.4%に上昇している。
今年5月の失業率増加の要因として、解雇による失業率よりも就労目的の失業者増加が失業率を押し上げている。5月最終週(24日~30日)の従業員や企業経営者、自営業者、公務員などの労働人口は8,443万1,000人と5月第1週(3日~9日)の8,394万5,000人を約50万人上回っている。
COVID-19パンデミック危機の影響による雇用機会の減少で、5月最終週(24日~30日)の就職活動を中断している労働者は1,770万人に達しているが、就職活動を中断している労働者は失業者とはみなされていない。