2020年5月のブラジルの銀行システムのクレジット部門の平均延滞率は、前月の3.3%から0.1%減少の3.2%となっている。またブラジルの銀行の平均クレジット金利は、4月の21.5$から5月は20.4%、5月の過去12か月間では4.5%減少している。
今年5月の法人向けクレジット金利は、前月の12.9%から12.00%に減少、個人向け平均金利は、前月の27.2%から26.2%と1.00%の大幅な減少を記録している。
今年5月の貸付先を自由選択できる自由クレジットの平均金利は4月の31.3%から5月は29.5%、そのうち個人向けクレジットの平均金利は44.6%から42.7%と1.90%減少、法人向けクレジットの平均金利は15.7%から14.2%と1.50%減少を記録している。
また銀行のクレジット向け平均スプレッド金利は4月の17.2%から16.4%と0.80%減少、そのうち個人向けクレジットの平均スプレッドは、4月の22.9%から5月は22.1%に減少、法人向けクレジットの平均スプレッドは4月の8.6%から5月は8.1%に減少している。
銀行システムのクレジット部門の平均延滞率は4月の3.3%から5月は3.2%に減少、そのうち法人向けクレジット部門の平均延滞率は2.3%で変わらず、個人向けクレジット部門の平均延滞率は4.0%から3.9%と僅かに減少している。
前期同様に自由クレジット部門の平均延滞率は4.0%で変わらず、そのうち個人向けは5.5%で変わらず、法人向けは2.4%となっている。大型プロジェクト部門向けの低金利で貸付先が限定されているクレジット部門の平均延滞率は、4月の2.3%から2.1%に減少している。