ブラジル書籍出版社組合(Snel)の書籍販売調査によると、5月18日~6月15日迄の約1か月間のブラジル国内の書籍類販売総額は、前年同期比マイナス3.16%相当の1億9,030万レアル、書籍販売数量はマイナス5.15%相当の270万冊、一方COVID-19パンデミック真っただ中の前月比では31.4%、32.0%とそれぞれ大幅に回復している。
今年初めから6月15日迄の書籍販売数量は、前年同期比マイナス12.28%の1,591万冊、販売金額はマイナス11.70%の7億2,906万レアルと数量並びに販売額との二桁の減少を記録している。
5月18日~6月15日の平均書籍販売金額は、2.09%増加の40.35レアル、平均デスカウント率は、5月18日以前の19.24%から調査期間中の22.07%と2.83%と割引率が上昇している。
今年3月中旬からCOVID-19パンデミック対応で、各地方自治体は外出自粛や生活必需品以外の営業自粛要請では、書籍販売店も含まれていたために、書籍販売はオンライン販売に限定されて大きな影響を受けていた。
7月中旬からの営業自粛解除による店頭での書籍販売並びに新刊書発行などによる書籍販売増加に期待しているとブラジル書籍出版社組合(Snel)のMarcos da Veiga Pereira会長は説明している。