2020年5月の製造業部門は、COVID-19パンデミックの影響を諸に受けて3月並びに4月に余儀なくされた生産中止から生産活動再開で、息を吹き返したと全国工業連合会(CNI)では説明している。
今年5月の製造業部門の生産並びに設備稼働率、生産向け労働時間などの各生産指標は、過去最悪を記録した4月よりもそれぞれ大幅に改善していると全国工業連合会(CNI)では発表している。
「5月の製造業部門生産は、COVID-19パンデミック中の最悪の2か月間から脱出したことは非常に重要」と全国工業連合会(CNI)経済担当のRenato da Fonseca部長はコメントしている。
今年5月の製造業部門の売上は11.4%と二桁増加、生産向けの従業員の労働時間は6.6%増加した一方で、製造業部門の雇用は4ヶ月連続となる0.8%減少、インフレ指数を差引いた実質サラリーは8.1%減少している。
今年5月の製造業部門の売上は、COVID-19パンデミック前の今年2月よりも18.2%減少、製造の労働時間は15.8%減少、設備稼働率は2.6%上昇したものの70%を下回っている。