ジェトロサンパウロ主催、在サンパウロ日本総領事館並びにブラジル日本商工会議所協力による第12回新型コロナ対応状況説明会は、2020年8月12日午前9時30分から10時40分まで74人が参加して開催。ジェトロサンパウロ事務所の松平史寿子次長は、「2020年度第2四半期決算発表からみる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響」をテーマに講演するコンサルティング部会の吉田幸司部会長を紹介した。
コンサルタント部会の吉田幸司部会長は、反響の大きかった6月24日の第5回新型コロナ対応説明会、テーマ『2020年度第1四半期決算発表からみる新型コロナウイルスのブラジル企業への影響』に続く講演。
吉田幸司部会長は、初めにペトロブラス石油公社の会社の概要として、コアビジネスの石油・天然ガス開発への投資のためのコスト削減では、人員削減やポートフォーリオ資産売却。2020年~2024年の5か年計画の目標達成のための主要指標、石油・天然ガス生産計画、有利子負債削減計画、低炭素社会及びサスナビリティ取組のコミットメント、COVID-19対応策として危機委員会の設置や従業員の健康管理、コスト削減、各種燃料にかかる税金、今年第2四半期の財務情報・業績ハイライトとしてSGA、金融損益、減損損失の計上。E&P投資内容やプロジェクト。ポ-トフォーリオマネージメント。石油精製事業の現状並びに売却計画などについて説明した。
またEMBRAER社の会社概要、短期的事業戦略、ボーイング社との合意破談や影響、マーケットシェアの推移、COVID-19パンデミックによる予測損失計上、第2四半期の業績ハイライトでは各種コスト削減、バックログの内訳、ビジネスジャット機や防衛部門の内訳、好調なメンテナンスサービス事業などについて説明。
質疑応答では、石油の国際コモディティ価格下落の影響、ボーイング社との破談による影響、バックログ状況、プレサルでの石油生産や今後の外資系投資予測、訪日時のPCR検査、日本での就労ビザの再開などが挙げられた。
第12回ブラジル等における新型コロナ対応状況(報告会)「2020年度第2四半期決算発表からみる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響」(コンサルティング部会の吉田幸司部会長 2020年8月12日)
第12回ブラジル等における新型コロナ対応状況(報告会)アンケート結果