今年9月の牛肉輸出は記録更新の19万トン(2020年9月9日付けヴァロール紙)

経済省通商局(Secex)並びにブラジル冷凍業者協会(Abrafrigo)の共同調査によると、2020年8月のブラジルの生肉並びに加工された牛肉輸出量は、前年同月比19.0%の19万1,100トンで月間記録を更新、また8月の牛肉輸出金額は前年同月比14.0%増加の7億5,320万ドルで8月の月間記録を更新している。

今年初め8か月間のブラジルの牛肉輸出は129万4,000トンと昨年同月の115万9,000トンを15万トン近く上回っており、牛肉輸出金額は前年同期比23.0%増加の54億ドルに達している。

今年初め8か月間のブラジルの牛肉輸出量129万4,000トンの3分の2に相当する62.4%の53万6,000トンは中国向け輸出、香港向け輸出は21万2,260トン、昨年同期の中国向け輸出は全体の38.6%に相当する44万8,000トンであった。

今年初め8か月間のブラジルの中国に次ぐ牛肉輸出先はエジプトの9万1,500トンで前年同期比5.4%増加を記録した一方で、チリ向けはマイナス34.2%の5万400トン、ロシア向けはマイナス4.6%の4万3,200トンに留まっている。今年の牛肉輸出は中国向けが牽引して前年比12.0%増加をブラジル冷凍業者協会(Abrafrigo)では見込んでいる。

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