21日発表の100金融機関のエコノミスト対象の中銀の最終フォーカスレポートでは、今年のGDP伸び率を前回予想のマイナス5.11からマイナス5.05%上方修正、先週のマイナス5.31%からマイナス5.11%に続いて上方修正、6月末の予想のマイナス6.54%から約1.50%の上方修正となっている。20201年のGDP伸び率は前回同様3.50%増加に据え置かれている。
今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回の予想1.94%から1.99%に若干修正、2021年のIPCA指数は前回同様3.01%に据え置かれている。
的中率が高いトップ5の今年のIPCA指数は前回予想の1.95%から2.05%、2021年のIPCA指数は前回同様3.20%に据え置かれている。今年の中銀のインフレの中央目標値は4.00%、2021年は3.75%、2022年は3.50%、許容範囲は±1.50%を設定している。
今年末の政策誘導金利Selicは、一般エコノミスト並びにトップ5とも2.00%を予想、一般エコノミストの2021年のSelic金利予想は2.50%に対してトップ5は2.00%を予想している。
トップ5の今年末のレアル通貨に対するドルの為替は、前回予想のR$5.34からR$5.30、2021年は前回同様R$5.10%の据え置いた。一方一般エコノミストは今年末のドルの為替はR$5.25%、2021年はR$5.00とそれぞれ据え置いている。