ジャイール・ボルソナロ政権が終了する2022年末までに、ブラジル国内の31港湾ターミナルの民営化が予定されており、投資総額は107億レアルに達するとインフラ省港湾局のDiogo Piloni局長は説明している。過去5年間に29港湾ターミナルが入札されていた。
今年12月18日のバイア州アラツ港の鉄鉱石並びに穀物輸出向けの2カ所の港湾ターミナル、パラナ州パラナグア港の自動車専用港湾ターミナル、アラゴアス州マセイオ港の液体穀物関連ターミナルの入札が予定されている。
経済省経済スタッフは、港湾ターミナルを落札した企業は国庫庁に収める代わりにドック公社が民営化を見据えた港湾浚渫や清掃などの雇用サービスに使用可能となり、今年8月に入札にかけられたサントス港湾の紙・パルプ専用港湾ターミナルの落札金額5億500万レアルは、サンパウロ州ドック会社(Codesp)に収められた。
アマパ州マカパ港の大豆粕専用ターミナルの入札は2021年、パラー州ヴィラ・ド・コンデ港の鉄鉱石ターミナル並びに液体穀物専用ターミナルは2021年、マラニョン州イタキ港は2021年に4カ所の燃料専用ターミナル、2022年に1カ所の燃料専用ターミナル、セアラー州ムくリぺ港は2021年に穀物専用ターミナル及び燃料専用ターミナルの入札が予定されている。
ボルソナロ政権が終了する2022年末までに民営化入札が予定されている港湾として、南大河州リオ・グランデ港の木材専用港湾ターミナルの入札は2021年に予定されている。
パラナ州パラナグア港では今年末に自動車専用港湾ターミナル、2021年は砂糖並びに燃料ターミナル、2022年は3カ所の穀物専用港湾ターミナルの入札が予定されている。
サンパウロサントス港では、2021年に2カ所の燃料専用港湾ターミナル、2022年に3カ所の穀物専用港湾ターミナル、ペルナンブーコ州スアぺ港の穀物専用ターミナル入札は2022年に予定されている。