28日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2020年のGDP伸び率は、前回予想のマイナス5.05%からマイナス5.04%と3週間連続で上方修正、6月末はマイナス6.54%であった。
2021年のGDP伸び率は18週間連続で3.50%増加に据え置かれている。今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回の予想の1.99から2.05%に引き上げている。
的中率が高いトップ5の今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の2.05%から2.12%と大幅に上方修正。2021年のIPCA指数は3.20%に据え置いている。
一般エコノミストの今年のIPCA指数は、前回予想の1.99%から2.05%に修正、2021年のIPCA指数は前回予想の3.01%に据え置いている。今年の中銀のインフレの中央目標値は4.00%、2021年は3.75%、2022年は3.50%、許容範囲は±1.50%を設定している。
一般エコノミストの今年末の政策誘導金利(Selic)は前回同様に2.00%に据え置いている。トップ5の今年末のSelic金利も2.00%に据え置いている。
また今年末のトップ5のレアル通貨に対するドルの為替は、前回予想のR$5.30からR$5.40とドル高に修正、一般エコノミストはR$5.25に据置、またトップ5は2021年はR$5.10%に据置、一般エコノミストはR$5.00に据え置いている。