ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、今年5月~7月の3か月間の失業者は、前四半期比で56万1,000人増加の1,310万人に増加している。また7月末の雇用労働者人口は、前四半期比8.1%減少に相当する720万人減少の8,200万人、前年同期比では12.3%相当の1,160万人減少している。
今年7月末の四半期の失業率はCOVID-19パンデミックの影響で、雇用労働人口は過去最悪を記録しているとブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)担当アナリストのAdriana Beringuy氏は指摘している。
7月末の労働雇用人口の占める非正規雇用労働者比率は、全体の37.4%に相当する3,070万人と前四半期の38.8%から減少、昨年7月末の非正規雇用労働者比率の41.3%から約4.0%減少している。
また今年7月末の労働手帳に記載される正規雇用労働者総数は、前四半期で8.8%相当の280万人減少の2,940万人、前年同期比11.3%に相当する380万人減少している。
また7月末の民間部門の非正規雇用労働者は前四半期比14.2%相当の140万人減少の870万人、前年同四半期比では25.4%相当の300万人減少している。
7月末の自営業者は前四半期比8.4%に相当する200万人減少の2,140万人、前年同四半期比では11.6%に相当する280万人減少している。前期同様に家政婦は16.8%に相当する93万1,000人減少の460万人、前年同四半期比では26.9%に相当する170万人減少している。