全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2020年のバスやトラックを含む新車販売台数は、7月の最終予想の前年比40%減少の167万台から31.0%減少の192万台に上方修正している。
一方今年の新車生産台数は、前回予想の前年比マイナス45%に相当する163万台から35.0%減少に相当する191万5,000台に上方修正したと全国自動車工業会(Anfavea)のLuiz Carlos de Moraes会長は説明している。
今年の新車輸出台数も前回予想の前年比マイナス53%に相当する20万台からマイナス34.0%に相当する28万4,000台に上方修正、輸出金額も前回予想のマイナス50.0%から前年比マイナス30.0%の68億レアルに上方修正している。
自動車生産用の原材料の鉄鋼製品、プラスティック、樹脂などの生産コストは予想の31.0%を上回っているために今年の新車の生産台数に影響するために、今年の新車生産は年初の300万台予想を大幅に下回る200万台以下になるとMoraes会長は指摘している。
自動車生産向けの鉄鋼メーカーやプラスティックメーカーとの長期契約を擁していない小さな部品サプライヤー向けのコスト上昇をMoraes会長は憂慮している。
今年9月の新車販売は、前年同月比マイナス12.0%の20万7,000台、今年初め9ヶ月間ではマイナス32.0%の137万台。9月の新車生産はマイナス11.0%の22万160台、今年初め9か月間の新車登録台数は133万1,000台。今後2,3年間での回復は難しい。
9月の自動車産業界の従業員総数は、前年同月比マイナス4.5%に相当する12万2,100人、9月の新車在庫は営業日数換算で20日相当の14万1,700台。9月の新車輸出台数はマイナス16.7%の3万500台、輸出金額はマイナス14.1%の6億9,320万ドル、今年初め9か月間の輸台数はマイナス38.6%20万7,300台、輸出金額はマイナス34.0%の50億ドルを記録している。