就労・失業者管理センター(Caged)の発表によると、2020年9月の労働手帳に記載される正規雇用は、3ヶ月連続増加の31万3,564人を記録、雇用総数は137万509人に対して解雇総数は106万5,945人であった。
今年9月のサービス業部門の正規雇用は8万481人でトップ、ついで商業部門の6万9,239人、建設業部門は4万5,249人、農畜産部門の正規雇用は7,751人を記録している。
9月の州別正規雇用比較では、サンパウロ州は7万5,706人、ミナス州2万8339人、サンタ・カタリーナ州は2万4827人を記録。8月の平均サラリーは1,740.63レアルであったが、9月は1,710.97レアルに減少している。
「今年9月の正規雇用は過去のどの9月よりも上回っており、ブラジル国内のどの地域やどの業種でも記録を更新しており、V字回復の兆候であり、特にサービス業部門の正規雇用は8万人を突破している」とパウロ・ゲーデス経済相は雇用結果に満足している。
COVID-19パンデミックの今年3月から6月の4か月間の解雇総数から雇用総数を差し引いた人数は159万5,000人に達していたが、6月から9月の3か月間で69万7,296人の正規雇用が再雇用を記録して43.73%回復した。7月の正規雇用は10万人以上、8月は20万人以上、9月は30万人以上増加している。
2020年の累積雇用損失はパンデミック前の最後の経済リセッション時の2015年及び2016年よりも低い。今年初め9か月間の正規雇用残高は、マイナス558,597人を記録しており、2016年の68万3,597人以降では最悪のパフォーマンスとゲーデス経済相は認めている。