フォーカスレポートは今年及び来年のインフレを上方修正(2020年11月23日付けヴァロール紙)

23日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、一般エコノミストは、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想の3.25%から3.45%に上方修正している。また2021年のIPCA指数も前回予想の3.22%から3.40%に上方修正している。

的中率が最も高いトップ5の今年のIPCA指数は、前回予想の3.14%から3.39%に上方修正した一方で、2021年のIPCA指数は、前回予想の3.36%から3.31%に下方修正している。

今年のGDP伸び率は、前回予想のマイナス4.66%からマイナス4.55%に上方修正、6月末の今年のGDP伸び率予想はマイナス6.54%であった。また2021年のGDP伸び率は、前回予想の3.31%増加から3.40%増加と上方修正している。

一般エコノミスト及びトップ5は、今年の政策誘導金利(Selic)は前回同様に2.00%に据え置いたが、一般エコノミストは来年のSelic金利を前回予想の2.75%から3.00%に上方修正。トップ5は2.25%から2.50%に上方修正している。

一般エコノミストは今年末のレアル通貨に対するドルの為替は前回予想のR$5.41からR$5.38に上方修正したが、2021年末は前回同様R$5.20に据え置いた。またトップ5は今年末のドルの為替を前回予想のR$5.55からR$5.45,2021年末はR$5.24からR$5.22にそれぞれ上方修正している。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=47842