国家電気システム (ONS)の調査によると、2020年10月のブラジル国内の電力エネルギー消費は、鉱工業部門の需要が牽引して前年同月比2.2%増加、前月比では2.5%増加している。
今年10月の製造業部門の設備稼働率は、1.6%増加の79.9%に達して2014年11月以降では最高の設備稼働率を記録、また在庫レベルも過去最低水準に低下している。
COVID-19パンデミックの影響で第2四半期の鉱工業部門生産が大幅減少を余儀なくされたために、10月の過去12か月間の電力エネルギー需要は、前年同期比1.7%減少している。
今年10月の北部システムの電力エネルギー消費は、前年同月比6.5%増加の6,026メガワット、北東部地域は2.3%増加の1万1,672メガワットと国内経済の回復に伴って電力エネルギー需要が増加している。
また南東部地域並びに中西部地域は、1.8%増加の4万1,462メガワット、南部地域の電力エネルギー消費は、前年同月比1.4%増加の1万1,867メガワットを記録している。