2021年の農畜産生産総額は1兆レアル突破か(2020年12月14日付けヴァロール紙)

農務省の試算によると、2021年のブラジルの農畜産部門の総生産価格(VBP) は、1兆250億レアルと初めて1兆レアルを超えると予想されている。今年の農畜産部門の総生産価格は、前年比15.1%と二桁増加の8,858億レアルが見込まれている。

今年の農畜産部門を牽引している大豆生産が記録更新予想、大豆の生産総額は前年比40.4%増加の2,377億レアル、2021年の大豆の生産総額は、前年比38.2%増加の3,286億レアルが見込まれている。

また今年のトウモロコシ生産は記録更新予想予想、また大豆同様にレアル通貨に対するドル高の為替の影響で、トウモロコシの生産総額も記録更新予想、今年のトウモロコシの生産総額は、前年比20.9%増加946億レアル、2021年は19.3%増加の1,128億レアルが見込まれている。

2021年の米生産総額は前年比20.9%増加の201億レアル、ジャガイモは26.4%増加の92億レアル、カカオは13.8%増加の39億レアル、トマトは6.8%増加の120億レアル、小麦は11.8%増加の91億レアル、ブドウは7.2%増加の62億レアルが見込まれている。

今年の牛肉生産総額は前年比14.5%増加の1,242億レアル、2021年は12.6%増加の1,399億レアルが見込まれている。前期同様に鶏肉は4.1%増加の772億レアル、11.6%増加の862億レアル。豚肉は23.3%増加の269億レアル、18.8%増加の320億レアルが見込まれている。

来年の動物蛋白質輸出は、中国向けを中心に好調を維持すると予想。また国内向け動物蛋白質消費もCOVID-19パンデミックからの経済回復に伴って、好調に推移すると予想されている。

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