経済省では、連邦政府の次期政権初年度に相当する2023年の財政プライマリー収支は、1,501億3,000万レアルの赤字計上を予想、今年4月の2021年の財政プライマリー赤字予想の2倍に達する大幅な赤字計上に変更している。
最新の予算基本法(LDO )では、ジャイール・ボルソナロ政権の最終年の2022年の財政プライマリー収支は、1,789億レアルの赤字に達すると見込まれている。
2021年の連邦政府の債務残高はGDP比94.5%、2023年末の債務残高はGDP比95.5%に達すると見込まれている。連邦政府の資産を差引いた2021年の純債務残高はGDP比69.7%、次期政権初年度の純債務残高はGDP比75.9%に達する可能性がある。
しかしCOVID-19パンデミックの影響で、今年のGDP伸び率は大幅な経済リセッションの影響による大幅なマイナス成長に留まるが、2021年のブラジルのGDP伸び率は3.2%増加予想、その後の2年間の平均GDP伸び率は2.5%前後の増加に留まると予想されている。