ブラジル鉄鋼協会(IABr)の発表によると、2020年の粗鋼消費は、前年比1.2%増加の2,120万トンを記録、COVID-19パンデミックの影響で鉄鋼メーカーの高炉低などの影響が出始めた昨年4月時点の予想は、前年比20%の大幅減少が予想されていた。
2020年のブラジル国内の粗鋼販売は、前年比2.4%増加の1,920万トン、昨年の粗鋼生産は、前年比4.9%減少の3,090万トンに落ち込んでいた。
また昨年の圧延鋼生産は、前年比3.7%減少の2,170万トン、昨年の輸入鋼材は、前年比14.3%と二桁減少の200万トン、鋼材輸出も前年比16.1%減少の1,070万トンに留まっていた。
昨年12月の粗鋼生産は、前年同月比17.2%と二桁増加の290万トン、昨年12月の鉄鋼製品の国内販売は、前年同月比30.2%増加の200万トンを記録していた。
昨年12月の鉄鋼製品輸出は、前年同月比24.1%減少の76万6,000トン、昨年12月の鉄鋼製品輸入は、53%と大幅増加の20万4,000トンに達していた。