ソフトバンクは今年ラテンアメリカに10億ドルの投資案件を模索(2021年2月9日付けヴァロール紙

50億ドルの投資金を擁するソフトバンク傘下のラテンアメリカファンドは、ラテンアメリカ域内において、Gympass社、Inter銀行、Rappi社並びにマデイラマデイラ社などに23億ドルを既に投資している

ソフトバンクグループは、2021年にCOVID-19パンデミック期間中に大きく飛躍したラテンアメリカ地域内の農業部門などのIT企業に対して、プライベート・エクイティファンドを通して10億ドルの投資先を選定している。 

ソフトバンクの投資先であるInter銀行の株価は、今年初めから60%以上高騰、フィンテックに対して既に10億ドル以上の投資を行っているとソフトバンクファンド責任者のPaulo Passoni氏は説明している。

ブラジルの投資はラテンアメリ地域の約70%を占めているが、メキシコ、アルゼンチン並びにコロンビアも有望な投資案件を擁している。

2020年の米株市場では、「ブランクチェック(白地小切手)会社」とも呼ばれる特別買収目的会社(SPAC)が新規株式公開(IPO)の主流になってきており、ソフトバンクもラテンアメリカ向け投資用に米国で2億5,000万ドルのSPACを行っている。

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