今年1月の連邦国税庁の歳入総額は1,800億レアル(2021年2月25日付けエスタード紙)

20201年1月の連邦国税庁のインフレ指数を差引いた実質歳入総額は、前年同月比1.5%減少の1,802億2,100万レアルに留まって、前月まで5か月連続増加から一転して減少に転じている。一方前月比では13,02%増加を記録している。

ブロードキャストプロジェクションの19金融機関を対象とした調査では、今年1月の連邦国税庁の歳入総額の最低予想は1,665億2,800万レアル、最高予想は1,900億レアルであった。

今年1月の連邦国税庁の歳入は、法人所得税(IRPJ)並びに純利益に対する社会納付金(CSLL)、またCOVID-19パンデミックの影響による個人所得税の先延ばしによる歳入増加が牽引している。

今年1月の実質歳入総額1,802億2,100万レアルは、統計を取り始めて2008年以降では昨年1月の1,829億6,900万レアルに次ぐ歳入総額を記録している。

今年1月の法人所得税(IRPJ)並びに純利益に対する社会納付金(CSLL)による歳入総額は、5.78%増加の575億9,100万レアルを記録。また複数企業による株式処分に起因する15億レアルの臨時歳入が記録されている。

今年1月の個人所得税(IRPF)は63.75%増加の34億9,800万レアル、29.08%に達するレアル通貨に対するドル高の為替の影響で、自動車向け工業製品税(IPI Vinculado) は、20.26%と大幅増加を記録している。

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