今年1月の一般小売販売は、スーパーの売上不振でマイナス0.2%(2021年3月12日付けエスタード紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)によると、2021年1月の自動車並びに建材を除く一般小売販売量は、スーパーマーケットの販売不振に伴って、前月比マイナス0.2%を記録している。

また今年1月の一般小売販売量は、前年同月比マイナス0.3%を記録、昨年6月~12月まで7か月間連続での増加から一転してマイナスに転じている。今年1月の過去12か月間の累計小売販売量は1.0%増加している。今年1月のスーパーマーケットの販売量は、11か月ぶりにマイナスを記録している。

月間小売調査(PMC)の調査対象の8セクターのうち5セクターは、前月比でマイナスを記録、一般小売販売で最も大きな比重を占めるハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターは、マイナス1.6%を記録している。

前期同様に書籍・雑誌・印刷物・製本セクターは、マイナス26.5%と大幅な落ち込みを記録、繊維・衣類・履物セクターはマイナス8.2%、家電店家具セクターはマイナス5.9%、燃料・潤滑油セクターはマイナス0.1%であった。

また日用雑貨・装身具類セクターは8.3%増加、医薬品・香水・化粧品・医療機器セクター2.6%増加、情報機器・事務機器・通信機器セクターは、2.2%増加を記録していた。

今年1月の自動車や建材を含む広範囲小売販売は、前月比2.1%増加した一方で、COVID-19パンデミックの影響を受けていない前年同月比ではマイナス2.9%、過去12か月間の累計ではマイナス1.9%であった。

今年1月の広範囲小売販売部門の四輪・二輪・部品セクターは、半導体など部品供給問題の影響を受けて前月比マイナス3.6%のを記録した一方で、建材セクターは0.3%の微増を記録していた。

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