昨年の牛解体頭数は前年比マイナス8.5%の2,970万頭(2021年3月18日付けIBGEサイトより抜粋)

2020年のブラジル国内の牛の解体頭数は、前年比マイナス8.5%の2,970万頭に減少した一方で、豚の解体頭数は、6.4%の4,930万頭で記録更新、鶏の解体羽数は、3.3%増加の60億羽と統計を取り始めた1997年以降では過去最高を記録している。
 
また昨年の牛乳搾取量は、前年比2.1%増加の255億リットルで記録更新、皮革生産枚数は、前年比マイナス7.4%の3,080万枚、鶏卵生産量は、3.0%増加の39億6,000万ダースで統計を取り始めた1987年以降で記録更新している。
 
2020年の牛の解体頭数で前年同月を上回ったのは、6月の前年同月比6万8,600頭増加、一方COVID-19パンデミックで屠札場での生産調整を余儀なくされた昨年4月は、前年同月比マイナス38万2,600頭を余儀なくされていた。
 
昨年の牛の解体頭数が減少したのは、27州のうち24州でマイナスを記録、特にマット・グロッソ州はマイナス57万3,600頭、南マット・グロッソ州はマイナス34万6,100頭、バイア州マイナス23万7,200頭、ゴイアス州マイナス22万300頭、一方サンタ・カタリーナ州は5万9,600頭の増加を記録している。
昨年のマット・グロッソ州の牛解体頭数は、ブラジルの17.1%でトップシェア、2位は南マット・グロッソ州の10.9%、サンパウロ州は10.5%で3位のシェアを占めている。
 
昨年の豚の解体頭数のトップは、サンタ・カタリーナ州でブラジル全体の28.8%を占めていた。2位はパラナ州の20.2%、3位は南大河州の16.9%、南部地域はブラジル全体の2/3を占めている。
 
ラジル全体の33.4%、サンタ・カタリーナ州は13.7%、南大河州は13.6%、南部3州でブラジルの60%強のマーケットシェアを占めている

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