今年2月の世界の粗鋼生産は中国が牽引して4.1%増加(2021年3月23日付けヴァロール紙)

世界鉄鋼協会(WSA)の加盟64か国集計の発表によると、2021年2月の世界の粗鋼生産は、中国の二桁台増加が牽引して、前年同月比4.1%増加に相当する1億5,020万トンを記録した一方で、今年2月の米国、インド並びに日本の粗鋼生産は、COVID-19パンデミック直前の前年同月比ではマイナスを記録している。 seus dados à entidade mundial da siderurgia.

今年2月の中国の粗鋼生産量は、前年同月比10.9%増加の8,300万トンを記録、今年2月の世界の粗鋼生産量1億5,020万トンの55%に相当する過半数以上を占めている。

今年2月のインドの粗鋼生産量は、前年同月比3.1%減少の910万トンで中国に次いで2位、日本の粗鋼生産量は、5.6%減少の750万トンで世界3位にも拘らず、中国の10分の1以下に留まっている。

北米の今年2月の米国の粗鋼生産量は、前年同月比10.9%の二桁減少の630万トンに後退して、中国の10.9%増加と同じ比率で減少して益々マーケットシェアを落としている。

世界の粗鋼生産トップ10に入っているロシアの今年2月の粗鋼生産は前年同月比1.3%減少、韓国は1.2%増加、ドイツは10.4%減少、トルコは5.9%増加、イランは11.5%増加の230万トンを記録している。

今年2月のブラジルの粗鋼生産は前年同月比3.8%増加の280万トンを記録した一方で、ヨーロッパ連合を形成しているヨーロッパ諸国の今年2月の粗鋼生産は、依然としてCOVID-19パンデミックの影響を受けて減産を強いられている。

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