ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス部門生産量調査(PMS)の発表によると、2021年2月のサービス部門生産量(生産性指数)は、前月比3.7%増加で9ヶ月連続で増加を記録している。
また今年2月のサービス部門生産量は、前年同月比マイナス2.0%して12ヶ月連続でマイナスを記録している。2月の過去12か月間の累計サービス部門生産量は、マイナス8.6%と2020年1月のマイナス1.0%から14ヶ月連続でマイナスを記録している。今年2月のサービス部門生産量は、2012年12月家ら統計を取り始めて最大の落込みを記録している。
昨年6月~今年2月のサービス部門の累計生産量は24.0%増加、今年2月のサービス部門生産量は、COVID-19パンデミック前の昨年2月の水準を0.9%増加、初めてCOVID-19パンデミック前の水準を上回った。
今年2月のサービス部門生産量の5セクター別調査では、全てのセクター前月を上回っており、特に倉庫や陸海空などの輸送・輸送補助サービス・郵便サービスセクターは、前月比4.4%増加を記録。今年初め2か月間ではマイナス2.2%、過去12か月間ではマイナス8.2%を記録している。
前期同様に倉庫や陸海空などの輸送・輸送補助サービス・郵便サービスセクターの内訳として、そのうち陸上輸送サービスセクターは5.5%増加、マイナス4.7%、マイナス12.0%、海上輸送セクターはマイナス0.6%、4.9%増加、9.3%増加、航空貨物輸送セクターはマイナス2.5%、マイナス26.6%、マイナス42.2%、倉庫・輸送補助・郵便サービスセクターは4.4増加、7.4%増加、3.5%増加、その他のサービスセクターは4.7%増加、マイナス0.9%、5.0%増加を記録している。
前期同様に今年2月の教育・学術研究機関などの公共サービスセクターのサービス部門生産量は前月比3.3%増加、マイナス5.0%、マイナス11.9%を記録している。
そのうち学術研究セクターは3.2%増加、5.1%増加、マイナス4.4%、教育サービスセクターは4.7%、マイナス8.4%、マイナス11.6%であった。
また一般家庭向けセクター生産量は前月比8.8%増加、マイナス28.1%、マイナス40.5%とそれぞれ大幅な落込みを記録。前期同様に情報通信サービスセクターは0.1%増加、2.1%増加、マイナス1.4%であった。
そのうち宿泊・食糧セクターは8.6%増加、マイナス28.1%、マイナス41.2%、その他の一般家庭向けセクターは4.0%増加、マイナス26.1%、マイナス33.2%であった。