鉄鉱石の国際コモディティ価格は、201.88ドルに達し記録更新(2021年5月6日付けヴァロール紙)

中国の5月1日~5日迄の労働節の長期休暇明けの中国山東省の青島港湾での1トン当たり含有量が62%の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、労働節前よりも4.9%に相当する9.34%上昇して201.88ドルに達し、過去最高の鉄鉱石価格を更新していると「Fastmarkets MB」誌は報じている。

含有量が62%の鉄鉱石の国際コモディティ価格が201.88ドル達したために、5月は既に6.9%の値上がりを記録、今年の5月6日迄の鉄鉱石価格は、既に25.8%も高騰している。

また青島港における含有量が65%の世界最高水準のブラジル産の1トン当たりの鉄鉱石の国際コモディティ価格は、7.70ドル上昇の234.70ドルを記録している。

6日中国政府は、オーストラリアとの間で交わされている中豪戦略経済対話の下での全ての活動を無期限に停止すると発表している。中国英府は「最近、一部の豪連邦政府当局者が、冷戦思考とイデオロギー上の差別から中豪の通常の交流・協力を混乱させる一連の措置を打ち出した」と説明している。

オーストラリア政府は、4月21日にビクトリア州が中国政府と結んだ中国の巨大経済圏構想「一帯一路」で協力する合意文書を安全保障にもかかわる基幹インフラ事業のために無効にする、と発表していた経緯があった。

中国とオーストラリア間の政治的緊張は、上海先物取引所での鉄鉱石の先物取引価格が4%以上上昇し、1トン当たり5,644元の記録的な価格に上昇している。

 

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