今年3月の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比マイナス1.59%を記録(2021年5月13日付けヴァロール紙)

2021年3月のGDP伸び率の先行指標となる中銀発表の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比マイナス1.59%を記録、今年2月のIBC-Br指数の1.89%増加から一転して減少に転じている。

ヴァロール・ダータ社の今年3月のIBC-Br指数の平均予想値はマイナス3.3%、最低予想値はマイナス1.40%、最高予想値はマイナス4.70%であった。

今年3月のIBC-Br指数の前月比マイナス1.59%は、COVID-19パンデミックの第二次感染拡大の影響を受けて、昨年4月以降では初めてマイナスを記録している。

今年第1四半期の累計IBC-Br指数は、前四半期比では2.30%増加を記録、前年同四半期比では2.27%増加、今年3月の過去12か月間の累計IBC-Br指数は、マイナス3.37%を記録している。

今年3月のIBC-Br指数の前月比マイナス1.59%を記録した要因として、鉱工業部門生産はマイナス2.4%、サービス部門生産量はマイナス4.0%、一般小売販売部門はマイナス0.6%、建材並びに自動車販売部門を含む広範囲小売販売はマイナス5.3%とそれぞれ軒並みマイナスを記録している。

今年第1四半期の正式なGDP伸び率は、6月1日にブラジル地理統計院(IBGE)から発表が予定されている。

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=48388