(TEAMS)パナソニック松下理一社長離任挨拶

パナソニック・ド・ブラジルの松下社長が約6年間の勤務を終え帰国する。1日、村田会頭と平田事務局長にオンラインによる離任挨拶を行った。

同社が白物家電の生産工場をミナス・ジェライス州のエストレマ市に建設したのが2012年、松下氏は3年後の2015年に着任、経営の道場と言われる極めて難しいビジネス環境下で、主力製品の冷蔵庫は今日現在、3倍増の年産35万台を達成。AV市場のシェアー落ち込みを早くから予想、戦略的に白物へシフト、その勢いは将来的に一工場で100万台をターゲットにしている。

松下氏は15年3月の定例昼食会で16年のリオオリンピック大会に微力ながら協力すると、控え目に着任挨拶を行ったが、実際には最大規模の映像音響機器の納入だけでなくシステムなどのソリューションを含め、また開閉会式や競技会場、国際放送センターの運営にも貢献した。

ブラジル市場に腰を据えて、存分にチャレンジした同氏は日本に帰国後もグループの白物事業分野に転任、ブラジルとの関係を大事に継続するとの事だ。後任はペルーから7月に着任する予定。

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