2月のブラジルの貿易収支は40億ドルの黒字計上(2022年3月3日付けヴァロール紙)

経済省通商局(Secex)の発表によると、2022年2月のブラジルの貿易収支は40億ドルの黒字を計上、1日当りの平均貿易額は、前年同月比108.9%増加を記録している。

今年初め2か月間の貿易収支は、前年同期比125.4%増加に相当する38億ドルの黒字を計上したが、今年1月の貿易収支は約2億ドルの赤字を計上していた。

2月の輸出総額は前年同月比32.6%増加の229億ドル、輸入総額は22.9%増加の189億ドルを記録、輸出入ともに月間記録を更新している。

今年初め2か月間の輸入総額は前年同期比29%増加の425億ドル、輸入総額は23.8%増加の387億ドル、輸出入ともに大幅な増加を記録している。

今年初め2か月間の輸出は、輸出量並びに国際コモディティ価格の上昇に伴って、輸出額共に昨年から増加傾向と経済省通商局(Secex)統計課のHerlon Brandão次長は説明している。

一方今年2月の輸入量は、前年同月比でマイナス2.5%と若干下回った一方で、特に国際コモディティ価格の高騰が牽引して輸入額は30.9%増加を記録している。

今年1年間の輸入総額は2,843億ドル、輸入総額は2,049億ドル、貿易総額は4,892億ドル、貿易収支は794億ドルの黒字をHerlon Brandão次長は予想している。

今年2月の農畜産部門の1日当りの平均輸出額は、前年同月比114.2%増加、鉱業部門は3.7%増加、製造業部門の輸出は29.0%増加を記録している。

一方今年2月の農畜産部門の輸入はマイナス2.7%、鉱業部門は142.3%増加、製造業部門は19.3%増加を記録。また主要輸出先の中国、香港並びにマカオ向け輸出は11.5%増加、アジア向け輸出は22.5%増加している。

前期同様北米向け輸出は34.3%増加、南米は44.8%増加、ヨーロッパ向けは43.3%増加、ロシアのウクライナ侵攻で世界的な農業用肥料の供給不足が憂慮されているが、ブラジルの農業用肥料の在庫は、10月迄の需要に十分対応できるとHerlon Brandão次長は説明している。

今年初め2か月間のアジア地域向け輸出は15.7%増加、北米向けは36.9%増加、南米34.2%増加、ヨーロッパ向け輸出は43.3%増加を記録している。

今年の農業向け肥料の輸入は、前年同月比マイナス7.1%を記録した要因として、2月初めにベラルーシ―からの肥料輸入が中止されたが、ロシアのウクライナ侵攻の影響ではないとHerlon Brandão次長は説明している。

2021年のブラジルとロシア及びウクライナの貿易総額は、全体の1.5%に相当する77億ドルに留まっているが、農業向け肥料の30%以上はこの地域からの輸入に依存しているために、紛争が長引けば他の地域からの輸入を余儀なくされる。

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