最終フォーカスレポートでは今年のインフレ指数を6.45%に大幅上方修正(2022年3月14日付けエスタード紙)

14日のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、2022年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、先週のペトロブラス石油公社による石油派生品の大幅な卸売り価格の値上げで、前回予想の5.65%から一挙に6.45%の上方修正を余儀なくされている。

1か月前の今年のIPCA指数は5.5%であったが、9週間連続での上方修正を余儀なくされており、今年の許容上限値の5.00%を1.45%上回っている。

また2023年のIPCA指数は、前回予想の3.51%から3.70%に上方修正されたが、1か月前の予想は3.50%であった。2023年のIPCAの中央目標値は3.25%、最低許容範囲は1.75%、最高許容範囲は4.75%に設定されている。

2024年のIPCA指数は、前回予想の3.10%から3.15%に上方修正、2025年のIPCA指数は、前回同様3.00%に据え置かれている。1か月前の2024年のIPCA予想は3.04%、2025年は3.00%であった。

今年末の政策誘導金利Selicは12.25%であったが、先週に12.75%に上方修正されていた。2023年末のSelic金利は、前回予想の8.25%から8.75%に修正されている。

昨年のGDP伸び率が4.6%を記録した影響で、今年のGDP伸び率は、前回予想の0.42%から0.49%に上方修正されたが、1か月前の予想は0.30%であった。

2023年のGDP伸び率は、前回予想の1.50%から1.43%に下方修正、2024年のGDP伸び率は前回同様2.00%に据え置かれた。また2025年のGDP伸び率も2.00%に据え置かれている。

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