今年1月の実質経済活動指数(IBC-Br)はマイナス0.99%(2022年3月17日付ヴァロール紙)

GDP伸び率の先行指標となる中銀発表の2022年1月のインフレ指数を差引いた実質経済活動指数(IBC-Br)は、更なる上昇が見込まれる政策誘導金利(Selic)、憂慮されているCOVID-19の変異株、自動車業界を中心とした部品不足による生産調整などのネガティブな要因も加わって、前月比マイナス0.99%に留まっている。

今年1月の実質経済活動指数(IBC-Br)は前月比でマイナス0.99%を記録した一方で、昨年10月の実質経済活動指数(IBC-Br)は前月比0.06%増加、11月は0.47%増加、12月は0.32%増加と3カ月連続で増加を記録していた。

昨年11月~今年1月の四半期の平均月間の実質経済活動指数(IBC-Br)は、昨年10月から2月の四半期比ではマイナス0.07%を記録している。

2021年のブラジルのGDP伸び率は、前年比4.6%増加を記録、Covid‐19パンデミックの影響を大幅に受けた2020年のマイナス3.9%のGDP伸び率を補う伸び率を記録していた。

Valor Data社の30社のコンサルタント会社並びに金融機関対象の調査では、今年1月の実質経済活動指数(IBC-Br)の最高予想は0.60%増加、最低予想はマイナス0.70%、平均実質経済活動指数(IBC-Br)予想はマイナス0.20%であった。

今年1月の実質経済活動指数(IBC-Br)は前年同月比0.01%微増、しかし1月の過去12か月間の累積実質経済活動指数(IBC-Br)は、Covid-19パンデミックの影響を受けていた前年同期比では4.73%と大幅増加を記録している。

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