今年2月の製造業部門の設備稼働率は68.0ポイント(2022年3月17日付ヴァロール紙)

ブラジル全国工業連盟(CNI)の製造業部門の生産関連指数調査によると、2022年2月の製造業部門の設備稼働率(Nuci) は前月比1.0ポイント増加の68ポイントをを記録した一方で、生産並びに雇用関連指数は年初の平均を維持している。

今年2月の製造業部門の設備稼働率(Nuci) が前年同月比で減少している要因として、昨年2月はCovid‐19パンデミックによる生産中止を余儀なくされていた2020年末から生産活動が急上昇していたために減少を記録している。

例年同様に年初は製造業部門の一斉休暇や生産調整のための雇用減少するために、今年2月の製造業部門の生産及び雇用関連指数は減少しているとブラジル全国工業連盟(CNI)経済分析担当のMarcelo Azevedoマネ-ジャーは説明している。

今年2月の製造業部門の生産指数は、47.9ポイントと生産増減の分岐点である50ポイントを割っているにも拘らず、生産調整が行われた前月比では4.8ポイントと大幅に上昇している。

また今年2月の製造業部門の雇用指数も49.2ポイントと分岐点の50ポイントを若干下回っているが、昨年12月から3カ月連続で50ポイントを下回っている。2月の製造業部門の在庫指数は適正在庫の50ポイントを若干上回っているが、1月と同水準で推移している。

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