2月のブラジルの名目公的債務残高は前月比2.3%増加の5兆4,900億レアル(2022年3月30日付けヴァロール紙)

国庫庁に発表によると、20222月のブラジルのインフレ指数を考慮しない名目公的債務残高(DPF) は前月比2.03%増加の5兆⒎300億レアルを記録したが、ファイナンス年間プラン(PAF)では、最低許容範囲6兆レアル、最高許容範囲64,000億レアルに設定されている。

今年2月のブラジルのインフレ指数を考慮した対内債務残高(DPMFi) は前月比2.3%増加の54,900億レアルに達している。一方2月の対外債務残高は前月比3.78%増加の2,400億レアル、ドル換算では467億ドルとなっている。

今年2月の連邦政府のブラジル国債発行総額は1,0901,000万レアルに対して、ブラジル国債の償還総額は3085,000万レアル、償還総額を差し引いたブラジル国債の純発行残高は7815,000万レアルを記録している。

2月のブラジル国債の平均償還期間は、1月の3.89年から3.86年と若干縮小、2月の他国の国債の平均償還期間は、1月の5.12年から5.19年と拡大している。

今年2月のブラジル国債のうち変動金利付き国債比率は、1月の39.11%から38.43%と若干減少したが、ファイナンス年間プラン(PAF)では、38%から42%に設定されている。

一方固定金利連動国債発行比率は、1月と同率の26.89%で推移、インフレ指数連動国債発行比率は、1月の29.95%から29.56%と若干減少、為替連動国債発行比率は、1月の4.72%から4.44%に減少している。

ファイナンス年間プラン(PAF)では、今年の固定金利連動国債発行比率は、24%から28%に設定、インフレ指数連動国債発行比率は27%から31%、為替連動国債発行比率は、3%から7%に設定されている。

今年2月の海外投資家による対内債務残高比率は、1月の10.53%に相当する5653億⒎000万レアルから9.98%に相当する5,477億レアルに減少している。

2月の投資ファンドの対内債務残高比率は、1月の24.30%から24.14%に微減、また年金ファンドのブラジル国債所有比率は、1月の21.82%から21.95%微増、金融機関は1月の28.76%から29.54%に微増している。

今年2月の公的債務残高に対する過去12か月間の利払いは、1月の8.61%から8.68%と微増、対内債務残高に対する過去12か月間の利払いは、1月の8.92%から9.25%に上昇している。

国債発行の場合、12か月間に累積されたDPMFiの平均コストは、1月の8.90%に対して2月は9.50%であった。 国庫手形(LTN)の2月の平均コストは1月の7.34%から7.89に上昇している。

また金利が半年ごとに支払われる固定金利国債(NTN-F)9.25%から9.86%、インフラ指数連動国債(NTN-B)の金利コストは15.31%から5.40 政策金利(Selic)連動国債(LFTs)の金利コスト1月の6.60%から7.49%に上昇している。

 

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