2021/22年度の穀物生産は5.4%増加の2億6,930万トン(2022年4月7日付ヴァロール紙)

国家配給公社(Conab)によると、2021/22年度の穀物生産は南部地域の旱魃の影響で大豆の大幅な減産が見込まれている。今年4月の今年の穀物生産の最終予想は、前月比5.4%増加の2億6,930万トンが見込まれているが、南部地域並びに南マット・グロッソ州の中南部地域の干ばつの影響による大豆及びトウモロコシの減産予想で、今年1月の2億8,860万トンの予想を6.7%下回っている.

3月から4月にかけて、トウモロコシを中心に2番目の播種の終了時期に近づいており、南部地域を含む生産地域全体で規則的な降雨のおかげで良好な湿度条件での植え付けを可能にしている。

今年の穀物栽培面積は、前年比4.4%増加に相当する7,280万ヘクタール、特に大豆向け耕作面積は前年比4.1%に相当する160万ヘクタール増加、トウモロコシは、6.5%に相当する130万ヘクタール増加している。

4月の今年の大豆生産は1億2240万トンが予想、3月の1億2,280万トンより40万トンの下方修正されているが、昨年の大豆生産との比較では11.4%と二桁台の減少が見込まれている。南大河州、南マット・グロッソ州およびパラナ州の旱魃は最も悪影響を及ぼした一方で、マトビバ地域のピアウイ州は最適な降雨に恵まれて予想を上回る大豆生産を記録している。

今年の大豆輸出は、昨年の8,016万トンから7,700万トンと400万トン以上の輸出減少が見込まれている要因として、大豆派生品への輸出比重が上昇しており、大豆油などの派生品輸出は年初の110万トンから160万トン増加が見込まれている。

今年のトウモロコシ生産は、旱魃に見舞われて大幅な減産を余儀なくされた前年比では32.7%増加の1億1560万トンが見込まれている。4月の今年のトウモロコシ生産予想は3月の予想よりも3.0%上方修正されている。

今年の第二期作のトウモロコシ生産は8,850万トンが見込まれている。また4月の今年のトウモロコシ輸出予想は、3月の3,500万トンから3,700万トンに上方修正、前年比では77.8%増加が予想されている。

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