3月の新車生産は過去19年間で最低の18万4,800台に留まる(2022年4月8日付エスタード紙)

8日の全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、世界的な自動車用半導体不足によるレイオフなどによる生産調整を余儀なくされた影響で、2022年3月のバスやトラックを含む自動車生産は、前年同月比マイナス7.8%も18万4,800台に留まっている。

今年3月の自動車生産台数18万4,800台は、2003年3月に記録した12万7500台以降の過去19年間では最低記録を更新、また今年第1四半期の自動車の累計生産台数は、前年同期比マイナス17.0%に相当する49万6,100台に留まり、2004年第1四半期に記録した48万4,300台以降では最低の生産台数まで落ち込んでいる。

3月の新車販売が14万6,800台に留まったのは、2004年に記録した14万1,600台以降の18年間では最低の販売台数に留まっていると全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)は指摘している。

しかし今年3月の新車販売は、新車販売に対する工業製品税(IPI) が18.5%減税及び営業日数が前月よりも多かったために、前月比では11.0%と二桁台の販売増加を記録している。

今年第1四半期の新車販売は、前年同期比マイナス23.2%の40万5,700台に留まって2005年以降の第1四半期の新車販売では過去最低記録となっている。

今年3月の自動車輸出は前年同月比5.8%増加の3万8,900台に達したが、主要輸出先のアルゼンチン向け自動車輸出はマイナス6.2%を記録、今年第1四半期の自動車輸出は、前年同期比12.8%増加の10万8,100台を記録、3月の自動車業界の新規雇用は430人増加、業界全体の雇用総数は10万1,800人と10万人を辛うじて維持している。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=48937