3月のセメント販売は前年同月比0.3%微増(2022年4月11日付ヴァロール紙)

全国セメント工業組合(SNIC)の発表によると、経済動向の指標の一つである2022年第1四半期のブラジル国内のセメント販売は、今年1月から2月にかけての長雨の影響も受けて前年同月比マイナス2.4%を記録、3月のセメント販売は0.3%微増の553万トンを記録している。
今年第1四半期のブラジル国内のセメント販売は、前年同期の1,516万トンから1,480万トンと約50万トン近く減少、輸出を含むセメント販売はマイナス2.2%の1,491万トンであった。
今年3月の1日当たりの平均セメント販売は前年同月比4.4%増加、前月比でも2.1%増加、第1四半期の1日当たりの平均セメント販売はマイナス3.1%を記録している。
セメント消費量の大きな比重を占める個人による自宅建設のためのセメント販売は、高止まりする失業率、目減りしている実質収入、一般家庭の負債率が51.9%に達しているために、自宅建設のためのセメント販売は減少傾向となっている。
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