今年第1四半期のブラジル・サンタンデール銀行の純益は1.3%増加の40億レアル(2022年4月26日付エスタード紙)

スペイン資本参加のブラジル・サンタンデール銀行の2022年第1四半期の純益は、前年同四半期比1.3%増加の40億レアルを記録、前四半期比では3.2%増加を記録、世界各国の支店の中でもブラジル・サンタンデール銀行の収益率は最高を記録している。

ブラジル・サンタンデール銀行の今年第1四半期の純益は、ドル及びユーロに対するレアル通貨の上昇が牽引して62,700万ユーロを記録、米国サンタンデールの純益58,300万ユーロを上回っている。

一方ブラジル・サンタンデール銀行の第1四半期のクレジットコストは政策誘導金利が二桁台に達している影響で3.94%に達し、同行の世界支店の平均クレジットコストの0.77%の4倍以上に達している。

今年第1四半期の他の通貨に対するレアル通貨の上昇が牽引して、ブラジル・サンタンデール銀行の第1四半期の純益予想の301,800万ユーロを約10億ユーロ上回ったと昨年末に頭取に就任したMario Leão氏は説明している。

特定のクレジット部門の延滞率は、爆発的ではないものの増加傾向を示しているために、延滞率増加によるリスク軽減のために、延滞率増加傾向を示しているクレジット部門にブレーキを掛けはじめているとブラジル・サンタンデール銀行ファイナンス担当の Angel Santodomingo副社長は説明している。

ブラジル・サンタンデール銀行は、昨年PagoNxt社から買収したクレジットカードおよびデビットカード決済市場で約6.0%のシェアを擁する Getnet社は、同行の支払プロセスの40%をカバー、顧客数は123万人を数えている。

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