3月のブラジルの公的債務残高は2.89%減少の5兆5,640億レアル(2022年4月28日付エスタード紙)

28日の国庫庁の発表によると、20223月のブラジルの公的債務残高は、前月比マイナス2.89%に相当する5兆5,640億レアルに減少、今年2月の公的債務残高5兆⒎300億レアルよりも1,660億レアル減少を記録している。

今年3月のブラジルの公的債務残高に対する利払いは、3928,000万レアルの一方で、償還総額は2,0466,000万レアルを記録している。

今年3月のブラジルの公的債務残高5兆5,640億レアルのうち対内債務残高は、マイナス2.69%に相当する53,420億レアル、一方対外債務残高は、マイナス7.3%に相当する2,225億レアルまで減少している。

今年3月のブラジル国債のうち政策誘導金利Selic連動国債の比率は、全体の36.22%と2月の39.11%から約3.00%減少した一方で、確定金利付き国債比率は、2月の26.89%から28.27%と約1.50%増加している。また3月のインフレ指数連動国債比率は、2月の29.56%から31.28%と約1.80%増加している。

3月の国債の償還期間が12ヶ月以内の国債の比率は、22.40%と2月の23.36%と同率で推移している。今年3月のブラジル国債の平均償還期間は、3.97年と2月の3.86年よりも償還期間が延びている。また公的負債の年利は、2月の8.68%から3月は8.59%と若干減少している。

3月の海外投資家の公的負債残高に占める割合は、2月の9.98%から9.40%に縮小、2020年末は9.24%、2021年末は10.56%を占めていた。3月の海外投資家によるブラジル国債残高は、2月の5477億レアルから5,020億レアルと大幅に減少している。

金融機関は対内債務残高(DPMFi) に占める割合が最も高く、3月は29.74%と2月の29.54%を若干下回った。また投資ファンドの比率は、2月の24.14%から3月は23.30%と減少している。

 年金ファンドの対内債務残高(DPMFi) に占める割合は、2月の21.95%から3月は22.89%と若干増加、保険関連ファンドは、3.87%から4.05%と若干増加を記録している。

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