ワーゲン社は半導体不足で今年2回目の集団休暇採用を余儀なくされている(2022年5月4日付エスタード紙)

ワーゲン社のサンパウロ州サン・ベルナルド・カンポス自動車工場では、今月9日から20日間に亘って、自動車用半導体の供給不足の影響で、製造業ラインの従業員に対して集団休暇制度の導入を余儀なくされている。

ABC金属労連によると、サン・ベルナルド・カンポス自動車工場で2交代勤務の製造ラインの従業員2,500人は、今月9日から20日間の集団休暇で職場を離れるために、20日間の自動車生産の操業停止を余儀なくされる。

ワーゲン社のサン・ベルナルド・カンポス自動車工場には、事務職や製造ラインなどの従業員総数は8,000人に達するが、製造ラインの従業員4,500人のうち2,500人は集団休暇制度で職場を離れるにも拘らず、残りの2,000人の従業員は、引き続き製造工場に出勤して、ヤードで部品不足の不完全な車を組み立てる。

全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、今年初め4か月間のブラジル国内の自動車メーカーは、主に半導体の供給不足の影響で、約10万台に達する新車生産の停止を余儀なくされている。

ワーゲン社のサン・ベルナルド・カンポス自動車工場では、 Nivus, Virtus, Polo車及びSaveiro車を生産しているが、418日~29日迄部品不足による新車生産の中止を余儀なくされていた。

またワーゲン社のスポーツタイプ型T-Cross車を生産しているパラナ州サン・ジョゼ・ドス・ピニャエス工場では、今月2日から2交代制勤務から1交代制勤務にシフトして、580人の製造ライン従業員に5か月間のレイオフを導入している。

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