5月の企業経営者の景況感信頼指数は、前月比マイナス0.3ポイントを記録(2022年5月11日付ヴァロール紙)

全国工業連盟(CNI)の調査によると、20225月の企業経営者の景況感信頼指数(ICEI)は、4月の56.8ポイントから0.3ポイント減少の56.5ポイントを記録したにも拘らず、過去平均の 景況感指数(ICEI)54.2ポイントを2.3ポイント上回っている。

企業経営者の景況感信頼指数(ICEI)4項目から構成されており、6ヶ月以前並びに6ヶ月後の経済及び企業の状況を照らし合わせて、景況感信頼指数(ICEI)は計算されていると全国工業連盟(CNI)は説明している。

また今年5月の企業経営者の景況感信頼指数(ICEI)は、56.5ポイントと50ポイントを大幅に上回っているにも関わらず、5月の企業経営者の現状景況感指数は、景況感指数判断の分岐点となる50ポイントを割る45.8ポイントに留まっている。

全国工業連盟(CNI)経済分析担当マネージャーであるマルセロ・アゼベド氏は、現状景況感指数は、過去6か月と比較して現在の状況にネガティブ指数を示していると説明。 現在の状況指数の構成要素を評価すると、企業の状況は4月と比較して安定しているが、ブラジル経済の状況は1.6ポイント低下している。


5月の企業経営者の今後6か月間の先行き景況感指数は、前月よりの僅か0.2ポイント減少の60ポイントを維持しており、今後6か月後の景況感は比較的楽観的な見方をしている。

この5月の企業経営者の景況感指数査は、52日~6日にかけて1,467企業経営者を対象に実施。小企業経営者は570人、中企業経営者は547人、大企業経営者は350人を対象に実施された。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=49496