社会経済開発銀行(BNDES)の第1四半期の純益は129億レアル計上(2022年5月13日付けヴァロール紙)

2022年第1四半期の社会経済開発銀行(BNDES)の純益は、食肉メーカーJBS社の持株放出による58億レアルの会計上の恩恵で前年同期比32.0%増加の129億レアルを記録、またペトロブラス石油公社野30億レアルに達する配当金も大きく寄与している。

社会経済開発銀行(BNDES)のGustavo Montezano総裁は、ペトロブラスの民営化に関連する分析を実施するための正式な契約はまで受けていないと説明、新たに就任したアドルフォ・サクシダ鉱山エネルギー相は、ペトロブラス石油会社の民営化に関する分析開始に関する正式な要請に署名。 民営化分析レポートはジャイール・ボルソナロ大統領に送付される。

ブラジル中央電力公社(Eletrobras)の民営化分析では、2021年2月から現在まで、ほぼ1年半が経過している。 ペトロブラスの民営化プロジェクトも慎重を要するために最低でも15カ月間を要するとブラジル中央電力公社(Eletrobras)は指摘している。

ブラジル中央電力公社(Eletrobras)の民営化に関しては、来週の連邦監査裁判所(TCU)によるプロセスの承認を前提として、BNDES銀行は民営化の期限を開示する必要があるが、 北半球の夏季休暇の7月から9月の初めに株式募集が行われるのは非常に珍しいとGustavo Montezano総裁は説明している。

3月末の社会経済開発銀行(BNDES)の持株総額は昨年12月末よりも19.0%増加の792億レアルに達しているが、傾向としては持株比率を下げる代わりに投資ファンドの比率を上げることであり、社会経済開発銀行(BNDES)は投資ファンドへの投資で投資額の3.5倍に相当する100億レアルを計上している。

同行の3月末のクレジット残高は昨年末よりも1.6%減少の4429億レアル、また社会経済開発銀行(BNDES)は国庫庁に対して総額340億レアルの返済を行わなければならないが、既に40億レアルは返済済み、170億レアルの返済プロセス過程になるが、残りの130億レアルは2022年末までに返済しなければならない。

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