4月の履物輸出は、同月としては過去14年間で最高の売上記録(2022年5月16日付ヴァロール紙)

ブラジル履物工業会(ABICALÇADOS)の発表によると20224月のブラジルの履物輸出金額は、米国向け履物輸出が牽引して前年同月比75.4%増加の1億1,400万ドル、履物輸出量は、52.4%増加の1,300万足に達している。

今年初め4か月間のブラジルの履物輸出量は、前年同期比68.2%増加の5,372万足を記録、輸出金額は32.6%増加の43,465万ドルを記録、4月の履物輸出金額は、同月としては過去14年間で最高の売上記録を達成している。

今年初め4か月間の履物輸出量は、COVID-19パンデミック期間中の2019年同期比で24.8%増加、輸出金額は26.7%増加、特に今年4月の履物輸出量は52.4%増加の1億1,400万足、輸出金額は75.4%増加の11,400万ドルを記録、4月としては過去14年間で最高記録を更新している。

今年4月の米国向け履物輸出量は、前年同月比147.2%増加の250万足、輸出金額は130.3%増加の3,057万ドルを記録、ブラジルの米国向け履物輸出が大幅に拡大した要因として、中国国内のCOVID-19パンデミックによるロックダウン、物流問題や輸送運賃高騰、中国製履物への追加課税などが挙げられる。

ブラジルの米国向け履物輸出は全体の30%以上を占めている。また今年初め4ヶ月間の輸出量は122.7%増加の852万足、輸出金額は1億1,930万ドルに達している。今年初め4か月間のブラジルの履物の1足当たりの平均輸出金額は、8.80ドルと過去2年間落ち込んでいた価格は回復している。

今年初め4か月間のアルゼンチン向け履物輸出量は、前年同期比70%増加の540万足、輸出金額は100.4%増加の5,740万ドルとそれぞれ統計を取り始めた1997年以降では記録を更新している。ブラジルのアルゼンチン向け履物輸出のマーケットシェアは48%に達して、COVID-19パンデミック以前の2019年よりも13%増加している。

アルゼンチンに次いでフランス向け履物輸出は3位を占めており、今年初め4か月間の輸出量は33.4%増加の368万足、輸出金額は31.0%増加の2,553万ドルを記録している。

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